とあるカエルの井の中

2023-01-01

Private

ザビカエルはカエル?生態や分布,鳴き声は?

あけましておめでとうございます.
参加した集まりで,あまりサブカルを見ないタイプの方に「何の漫画好きなの?」と聞かれ,無難なものをと選んだチェーンソーマンが伝わらなかったザビカエルです.
こういう質問ってどう答えるのがいいんでしょうね? 昔カエルは渋谷のベンチャーでインターンさせてもらっていたことがあるのですが,初日に同様のことを聞かれ,散々わからないと思いますけどと前置きして敬愛する池内たぬま先生の「魔王様と結婚したい」の店舗特典をすべて集めた話をしたらしっかりドン引かれました.その経験を生かしてだいぶ一般向け(ジャンプだし)を選んだつもりだったのですが,今回も交信に失敗したようで残念です.次からは呪術廻戦と答えることにします.

本記事はそんなザビカエルのプライベートについてまとめたものです.ありがたいことに1月から内定先でアルバイトとして働けることになり,その際の自己紹介に使うのをモチベーションに書いています.基本的に興味が幅広いので,口頭のコミュニケーションだと自分も忘れてしまうことを書き留めておくという意味もあります.そのため,エンジニアリングを期待して見に来てくれた方はブラウザバック推奨です.なお,年末年始の間にエンジニア面の現状・課題感・展望についてのブログを出せたら出す予定です.

ハンドルネームの由来

“ザビ”の部分は大学時代に漫研サークルで使っていたペンネームから来ています.元ネタは某ゲームの主人公からもらったです(フランシスコ・ザビ…という選択肢から.そのためスペイン語の”xavi”).意味としては,この主人公がどの結末を迎えても消えるので,それと当時自分が抱えていた気持ちを重ね合わせて”いつでも消えてやる”という意味で使っていました.ありがたいことに創作活動やエンジニアリング,プロダクト開発をしていく過程によって最近は前向きなので,”どうせ消えるなら成し遂げてから”という意味でも捉えることができています.

今後使っていくにあたり“ザビ”だけでは一意でなかったので”カエル”をくっつけたのですが,こちらは”井の中の蛙”という諺が由来で,自分の能力を過信してリスペクトに欠けた行動とっていた過去や,純粋な自分の未熟さに対する自戒を込めています.また,もう一つ思い出すエピソードとして,小学校時代に学級で飼育していたカエル(オタマジャクシから育成)が水温か何かによって亡くなってしまった時のことがあります.その際に飼育係だったので校庭に埋葬していたのですが,通りかかったヤンチャなクラスメートが”そんな丁重にやるな”的な何かでアスファルトの駐車場に投げ捨てるということがあり,その姿をみて命や倫理とはなんだろうなと思い込んだ記憶がカエルと死生観に繋がりを感じさせるのかもしれません.

まとめると”いつでも消えうる未熟者”という意図なのですが,スペルの一意性や語感,井戸から出てくるカエル天使モチーフ(のつもり)がとても気に入っていて,アイコンまでこさえてしまいました.呼ぶ機会があればザビだのカエルだの呼んでくれると嬉しいです.

エンジニアを目指すきっかけ

上記は選考過程や世間話で結構聞かれるのですが,私の場合は成り行きでというのが正しい気がしています.元々ガジェット好きなタイプだったので,中学時代に自分専用PCが欲しくなったものの,出来合いは高かったのでお年玉か何かで最低価格のPCパーツ(当時1ドル80円という超円高だったので2万で組めた.celeron 2950Mとか)を通販し,更にはOSも高かったのでUbuntuを突っ込んで遊んでいました.高校一年くらいはアマチュア無線を取ったりArudinoを買って工作をしたりなどやや回路系のことに興味があったのですが,そうなるとパーツをどうにか調達する必要があり,ECが充実していなかった当時は秋葉原に買いに行かなくてはならず,そうなると当然面倒な訳です.そんな中でプログラミングの講義を受ける機会があり,PCがあれば何でもできる! ゲーム! アプリ! となっていき,情報系に進むことになりました.
入学当時は当然プログラミングにモチベーションがあったんですが,同時にイラストや漫画についても思うところがあり,結局参加しようとしていたプログラミング系サークルの夏合宿(参加必須)が夏コミに被っていたことが決定打となって漫研に所属することにしました.その後にそのプログラミング系サークルが飲みサーだと判明したので結果的に良かったのかもしれません(なお,別に真面目に競プロ等をやるサークルがあったらしい).
そのため,学部の3年までは競プロやプロダクト開発をやっていた訳ではないのですが,当時入りたかった研究室(現弊研)が成績上位N割でないと入るのは厳しいといった話があったので,それに入れる程度に勉強していました.その後に色々ありましたが,エンジニアとして働けそうなので結果オーライです.

パーソナリティ

16personalitiesをすると感覚型で,熱しやすく冷めやすいタイプです.左ききのエレンの集中力理論でいうと,長・浅・普タイプが自己評価になります.仕事上や目的がはっきりしている場合といった物事を前に進めるためのコミュニケーションは人並みにできる(つもり)ですが,プライベートでは陽陰でいうと圧倒的な陰で自分の興味外はコミュニケーションに難ありという自覚があります.学生時代は教室の隅っこで静かにして,自分のやりたいことに費やしていました(ありがたいことに少ないながら友人はいた).ちなみに山岳部に6年所属していたのでキャンプや登山の心得があります.

趣味

以降は自分な好きなもののオタク語りです.
大衆受けしそうな内容順に並べています.

ゲーム/e-sports鑑賞

ゲームはFPS・シュミレーション・RPG・ストラテジーなど幅広くやります.FPSはCODやBF,Apexといった王道のものは一通り履修していますが,最も時間を費やしたのはDestiny1です.PS4が発売してそんなに時間が経っていなかった頃,夜は学友と地球穴や金星レイドでギャラルをぶっ放し,昼に学校に行って寝る生活をしていました.Destiny2は発売時に大学生かつ自分だけ理系だったため,学友とスタンスが合わず(思い返せばコミュニケーションもよくなかった)に1年でやめてしまったのが悔やまれるほど良いゲームです,最近無料化したらしいので興味があればインストールしてみてください.
シュミレーションではフロムゲーをこよなく愛しています.ブラボの聖杯ダンジョンで血晶マラソンしたり,ダクソ3で刀パリィ攻略をしたり,隻狼で音ゲーをしたりしていました.エルデンリングも良作でしたね.早くブラボ2出してください.
2023年上半期はP3Pの移植版発売(ペルソナ系列大好き)や,人生初RPGであるテイルズオブシンフォニアのswitch移植が来るらしいので実に楽しみです.
  
とはいえ私も人生をやらなくてはならないので,最近はあまりゲームができていません.その代償行動として一役買っているのがe-sports鑑賞で,主にAPEXとValorantの競技シーンを見ています.Apexの推しチームはRID456で,year2 split 1の456だった頃から今に至るまで応援しています.リージョンファイナルを逃したりと色々ありましたが頑張ってほしい…….
Valorantは2021 Masters 1 から#ZETAWINのにわかです.にわかながらAbsoluteからの流れを調べたりして心に来ていました.リーグ制導入で各チームのロースターが変わっているので競技シーンとしても楽しみです.

というわけで最近は友人らとやる週一のLoLしかコンシューマ的ゲームはやっていないのですが,主にLoLやFPS等で声かけてもらえれば喜んでいくので機会があればお願いします.
  
  

新日本プロレス

プロレスというと縁がない方々の方が多いと思いますが,要は大人のヒーローショーだと考えていただくのが良いです.プロレスラーは観客を楽しませるために道場で過酷なトレーニングを積み,同期と切磋琢磨したり,時には敵対してストーリーを展開していくわけですが,不本意にも怪我をして欠場したり,自分のキャラ付けの人気が出ずに苦悩することもあります.私はその苦しい状態から立ち上がり,再度リングに上がる姿に惹かれてプロレスを見続けているのだと思います.
特に新日本プロレスでは新人をヤングライオンと呼称し,ギミック固定(黒タイツで自分の色を出せない)するのですが,その選手が海外遠征を経験し,独自のキャラ付けをしてベルト戦線に絡んだり,かつての師匠と敵同士になって抗争をしたりと,長く見れば見るほど楽しめる大河的要素もあります.youtubeで一部無料中継や過去シーズンの公開をしているので興味があればぜひ見てください.
  
私の推しは柴田勝頼選手です.柴田選手は2017年に新日本最高のベルトであるIWGPヘビー級のベルトのタイトルマッチ(vsオカダカズチカ)戦後に意識を失い救急搬送.硬膜下血腫で生死を彷徨い,一命を取り留めながらも同名半盲(両目の右半分が欠損)などの後遺症により選手としての復帰は絶望的になりました.その後の柴田選手はロサンゼルス道場のヘッドコーチとなったため,第三世代とのnever抗争頃から見ていて推していた私は後進育成の道に進んだものだと考え,寂しさを感じながらも応援していた覚えがあります(実際 LA Dojoは複数の海外選手や日本からの海外遠征選手を育成し,今現在独り立ちした選手達が活躍しています)
しかし,その日はやってきました.


観客のみならずスタッフにもサプライズのグラップリングマッチ.私はゼミ終了後にTwitterでそれを知り,すぐさまその映像(njpw worldに加入していた)を視聴し,入場から退場までずっと号泣していました.当時の私は研究や就活,直後の身内の不幸などがあり,苦しい時期を過ごしましたが,これに勇気をもらって乗り越えることができたように思います.
その後に愛弟子とも言える成田蓮選手との1.4.
キャッチレスリングルールとの告知ながら,戦前のマイクで柴田選手がプロレスに変更した瞬間は本当に痺れました……..
去年はオレンジ・キャシディ選手との王座戦やトム・ローラー選手とのUWF戦などもありましたが,今後も体に気をつけて柴田さんの道を歩んで欲しいです.
  
ちなみに私が着ているパーカーやTシャツの90%がプロレス関係だったりします.
  
  

イラスト/絵画

私は絵を見ること・描くことを趣味としていますが,その原点は2017年に出会ったスラブ叙事詩にあります.あれから6年ほど経ちますが,あの時に貰ったものが未だに私を創作の世界へ留めています.
スラブ叙事詩という20枚の巨大な絵画の連作はアルフォンス・ミュシャ(母国語でムハ)という,チェコ共和国(現チェコ・スロバキア)の画家によって描かれました.最近話題のdiffusion model において prompt で使われているミュシャ風(そのアウトプットに倫理面・性能面で非常に不満がありますが)は当該画家を指しています.ミュシャは本の挿絵やポスターといった媒体で,線画をきっかりと描き,塗りの情報量は西洋画ほど多くはない,いわゆるイラストを多数制作したことからイラストレーターの開祖とも言われ,特に日本では毎年のように展覧会が開かれるほど人気がある作家です.私も『椿姫』や連作『四季』などが特に好きで,都内で展覧会がある度に訪れては,画集やグッツを買っています.しかし,それらの作品と比べると,スラブ叙事詩はその画風や観覧機会の希少度という意味で大きく異なるものです.それを説明するためにミュシャの経歴を知る必要がありますが,長くなるのでWikipediaに任せます.
簡単に説明すると,スラブ叙事詩はミュシャが自国への愛国心を表すことを目的に長い年月をかけて製作したもので,チェコ共和国(現チェコ・スロバキア)で大切に保管されており,門外不出とされていました.にも関わらず,2017年に日本の国立新美術館で行われたミュシャ展において初めて国外展示され,私が目にする所となりました.最初がなぜ日本なのかはおそらくミュシャの息子さんであるイジー・ムハ氏と日本人でミュシャ作品の熱心なコレクターであった土居君雄氏(チェコよりチェコ文化交流最高勲章授与)との親交が一因でしょう.もちろん学芸員さんらの多大なる努力があったことは疑いようがありません.
 
当時私は高校生で,イラストやアニメ,漫画が好きではあるものの,美術絵画への関心はそこまで高くありませんでした.そんな中で鑑賞に行くきっかけは当時好きだった絵描きさんによる,"人生で一度見れるかどうか"という文言に惹かれたからと記憶しています.そういった訳でスラブ叙事詩を直で鑑賞する機会を得た訳ですが,その時の感想をまとめるなら,"人が描いたとは到底思えない"の一言に尽きます.まず第一にスラブ叙事詩の一枚一枚が壁画といってもいいほど巨大で,一番小さいもので405×480cm,一番大きいものでは610×810cmあります(ちなみにA4は21cm×29.7cmです).それらの一枚一枚に対し,卵を使った画材によって維持された象徴主義的コントラスト,どこを切り取っても一枚絵と引けを取らない情報量,スラブ民族の歴史をバックグラウンドとしたストーリー性が組み合わされ,圧巻の存在感を放っているのでした.
私は特にNo.13『フス教徒の国王ポジェブラディのイジー』が好きで,神聖さを感じさせる温かい光を浴びた使者が目を惹き,それに相対する怒りを帯びた国王の力強さ,そして右下でROMAと書かれた本を閉じ,こちらを見据える少年という,構図で新たな始まりを感じさせる様はそのサイズも相まって荘厳です.もちろんギャラリーや背景のゴシック様式の大窓などの一つ一つを見ても技術が込められており,ドラマ性を引き立てています.
  
当時の私は製作に19年,資金集めを含めればそれ以上の年月を費やすほどの愛国心への畏怖と憧れを抱き,その後は死ぬ前にスラブ叙事詩のような,自分の信ずるものを表現し,納得できるような絵を描きたいという衝動に駆られ,大学で漫画研究会に入りました.それと同時に狂うほどにのめり込んだ作品と出会ったがためにサークルだけで飽き足らず,個人で二次創作本(健全)を出すなどをしていたのも良い思い出です(しかし,あの時買ってくださった方々には申し訳ないですが,正直今すぐこの世から消し去りたいくらいの羞恥はあります……燃やしてくれ……).今後の人生の使い方を私自身決めかねていますが,プライベートではお絵かきを嗜む程度の時間は確保しておきたいものです(現時点でもできてないですが……).そして,死ぬ前にチェコ・スロバキアへ行き,もう一度この目でもう一度スラブ叙事詩を見ることが人生の目的の一つでもあります.
最後に,スラブ民族の栄光を願ったミュシャのことを思うと,昨今の戦争が残念でなりません.語るほどの学を持たないために詳しい言及は避けますが,全ての人間が平和に過ごせることを祈るばかりです.
  
  

オタク的あれこれ

基本雑食ですが,姫様と女スパイがランデブーする話(BD全巻持っています.なお映画は推しの声優さんが引退されたので見ていない)や非合法暗殺組織の話ぼっちがロックする話大学生がお酒飲む話といった系統が好きです.その他にも振られてリベンジする話教会でほのぼのする話等の原作を長らく買っています.
 
インターネットオタクなのでVもある程度履修していて,長らく名取さなを推しています.それ以外だと魔王マグロナちゃんや犬山たまきなどを見ていました(ここだけの話,夏コミの原稿期間は犬山たまきの対談動画とゆゆうた兄貴の長時間ピアノ配信動画を作業BGMとしていました).最近のグループだとさんばかやVWWなどが好きです.
 
現在のソシャゲはブルーアーカイブをメインにやっているのですが.ミーム汚染による偏見で言いづらい感があります(一部否定できないが……確かにHLと考えると辛い部分はありますが,私の場合は女先生を過程しているので……).ちなみにウマ娘も履修しています.今後はアニメを見ていたtakt op.が楽しみです(内定後に内定先製作と知って驚きました).
  
  

音楽

アニソンから治安の悪い音楽まで幅広く聴きますが,基本的にインターネット発の音楽を聞いています.具体例をあげるとずっと真夜中でいいのに。や三月のパンタシア,歌が上手いV(星街すいせいさんやKAMITSUBAKI STUDIOなど)やボカロ原作など.
日本語ラップはSOUL’d OUTから入り,フリースタイルを経由してCreepy Nutsや梅田サイファーに落ち着きました.特にCreepy Nutsの曲は私のソウルソングで,インターンの出社前や面接前に『刹那』を聞いて気持ちを高めていました.R指定さんのUMB 3連覇,DJ松永さんの世界大会制覇の文脈を知っていると本当に勇気づけられる曲です.それ以外も学生時代にコンプレックスを抱えた人間向けのテーマであったのでメインターゲットであり,売れ出し,歳を重ねることでテーマが変わっていきながらも好んで聞いています(……Rさん結婚おめでとうございます!)
それ以外の邦楽だと米津玄師さんや椎名林檎さん(ニュートンの林檎を買ってスマホに入れている),サンボマスターなどが好きです.
  
  

終わりに

長い間お付き合いいただきありがとうございました.誰得感がありますが,伝記等を好んで読んで育った関係で自分語りブログが大好きで,自分でも書きたくなってしまった結果です.許してほしい.今後の自己紹介でのメモ帳代わりに使っていこうと思います.
さて,このブログでは最後に音楽を載せることをノルマとしているので,今回は今期の覇権だったぼっち・ざ・ロックから一曲セレクトします.あらゆる方向に矢印が飛ぶだけでなく,音楽としても素晴らしいアニメでした.早く2期を......